16卒新入社員の就活の話~塩飽泰啓の場合~
|ごあいさつ
¡Buenos Dias! シー・コネクトに16新卒として入社した塩飽泰啓(しわく やすひろ)です。
あ、そこのあなた。いま「え、新卒…?中途じゃなくて?」って思ってますね。こんな風貌をしていますが、新卒です。
内定式のとき、社長に「僕よりも社長っぽいね」と言われましたが、新卒です。
こんな見た目をしているのにはのっぴきならない理由があるようでありません。
今回は新卒の連載記事が回ってきたので、シーコネ1、2を争うヒゲメンである僕の就職活動についてお話しましょう。
就活前のおはなし
僕は大学で1年休学して、さらには大学院の修士課程を終えてから入社したので、一般的な新卒と違い、3年ほどの熟成期間を経て社会人になりました。
で、その3年間で何をしていたかというと、休学中は世界中を旅することに明け暮れていました(1年で50カ国回りました!)。
それでも飽き足らず、復学後は「世界一周をする日本人」について研究をすることにして、また約2年間世界を飛び回っていました。
(真冬のスイス、マッターホルン。当然こんなところに研究対象者はいません)
当時の僕は、研究をこんなトピックにしてしまうくらい「働く」ということに対して無頓着で、本当にやりたいことしかしていませんでした。
あまりにも気にしていなかったので、就活の開始時期を1ヶ月間違えて3月いっぱいはフィールドワークで南米に渡航し、高所で紫外線を浴びまくってました。
塩飽、就活はじめるってよ
そんな訳で就活とは無縁だった訳ですが、フィールドワークから帰国後にのそりと就活を始めました。
進学や研究機関に行くことも考えましたが、一度は一般企業で社会人経験を詰んだ方がより視点の広がりを持てると思ったためです。
とはいえ凝り固まった大手は行きたくないと思っていたので、100人以下の小規模なベンチャー企業ばかり見ていました。
全体感を持って仕事をしたいというのもありましたが、何よりも面白い人がたくさんいるところに行きたかったというのが大きな理由でしょうか。
(ありのままを受け入れてくれる企業様を探しておりました)
そんなこともあり選考を受けた企業の数も少なく、顔のインパクトは負けていなかったと思うので、選考自体はちょいちょい通るのですが、なかなか内定は出ず…そろそろ就活にも嫌気が差してきた、そんなときでした。
チュニジア採用
7月の夏の日、以前チュニジアを旅したときに出会った大河くん(当時1年目)と、そのつながりで知り合った小川さん(当時2年目)と中東料理屋で約2年ぶりに会う機会がありました。
二人がシー・コネクトで働いているのは知っていましたが、事業自体に触れることはあまりなく…ただ二人が働いているところだから面白いんだろうなぁ程度にしか思っていませんでした。
(中東料理屋にてはしゃぐ。チュニジア採用枠誕生の瞬間)
そのとき小川さんの絶妙なリクルーティング術に見事にかかり、あれよあれよという間に選考を受け、そして私はコンバージョンされたのでした。
これが後に語られる「チュニジア採用枠」の始まりです。
すみませんふざけすぎました。
でも、選考を通じて社員の皆さんの雰囲気がとてもよかったことで、これほどまでに自然体でいれる会社があっていいのかと思うくらい素敵な空間でした(もちろん今でもですが)。
また将来的に日本だけでなく、経験として外の世界と関わることのできる仕事をしてみたいと漠然に思っていた当時、たまたま海外系の新規事業が始まった段階だったので、願ったり叶ったりでした。
Connectし続ける
こうして現在はシー・コネクトのIppin事業部で働いています。
(僕が社会人として働くことになったのは周囲にとって相当の衝撃だったらしく、Facebookがかなり荒れました笑)
それと平行して社内向けに新卒広報誌「新卒だより」をやったり、朝の英語カフェ “Connect Cafe”をやってみたり、写真部の活動に参加したり、雀士デビューしみたり…会社に入ってからまた新たなつながりがたくさんできました。
僕はこういう人とのつながりが大好物なのですが、かつてスティーブ・ジョブズがスタンフォード大学の卒業式で話したこんな言葉があります。
“You can’t connect the dots looking forward. You can only connect them looking backwards. ”
シー・コネクトの行動指針のひとつにも「コネクトする」というものがあります。
それは人のつながりであったり、経験の連鎖であったり、体験の共有であったりと、いろんな意味を持ちますが、僕はこの「つながり」の概念が好きです。
それはこれまでやってきたこと、出会ってきた人すべてのつながりが、今の僕を象っていると言っても過言ではないと思っているからです。
学部時代に休学したのも、就職活動一辺倒になっていた周囲の雰囲気になんとなく反抗したくなっただけで、一時の感情の揺れ動きだったかもしれません。
でもそこで「普通」のレールを外れなければ、僕はチュニジアを訪れることもなく、よしんば行ったとしてもそこで先輩二人に会うこともなく、また別の人生を歩んでいたかもしれません。
あのとき、あの選択がなければ、僕の人生を彩ってくれる人々に会えなかったと思うと結構悲しいですね。
ジョブスの言葉をそのまま使うわけではありませんが、あの決断は今でも僕の人生の最良の選択だったと思います。
働く場所を決めることは、人生における大きな節目だし、ちょっと怖いかもしれません。
でも、振り返ったときにその選択が自分を象ってくれていると感じるときがきっと来ます。
だからいま自分の思う最良の選択をすれば、それで僕はいいと思います。
(もちろん「働く」という選択にならなくても全然オッケー!ただ、それも自分の選択ということをお忘れなく…)
説教くさくなってしまいましたが…おわりです。Adios。
(なぜスペイン語なのかは、先輩の小川さんに伺ってみてください)
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