BUY1 TAKE1って何?

謎の表記「BUY1 TAKE1」

フィリピンでよく行っていたハンバーガー屋さんで、「MINUTES BURGER」というお店がありました。
注文してから目の前でジュージュー焼いてくれる、おいしいハンバーガーが「1つ当たり」30円くらいで食べられます。

そこで出会った謎の表記、「BUY1 TAKE1」。

最初、英語のできない僕は「ひとつ買ったらひとつ持って帰れるなんてあたりまえだろ!」と思っていました。

これ、「1個買うともう1個おまけでついてくるよ」という意味だそうです。知りませんでした。

帰国したらやめる予定のタバコにも、「LUCKY STRIKE」という銘柄で「BUY2 TAKE1」なんていうのがありました。
1箱35ペソ=70円ちょっとくらいですので、約150円で3箱も買えることになります。この国で禁煙は難しそうですね…

なんでこんな売り方をする?

「2つで200円だったら、1つ100円で売ってほしいよ…なんなら1つ120円くらいでもいいから!」と思う人も多いはずですよね。なぜこんな売り方をするのでしょうか?

在庫処分のための販促など、いろいろな理由があるのでしょうが、それとは別に関係しているかもしれないと思ったことがあります。

「フィリピンの人は、数字が苦手な人が多いっぽい」ということです。

70ペソのお会計で120ペソ(100ペソ札+20ペソ札)を出すと、たいてい20ペソ札は返されます。(もしかすると、レジから小銭を出したいからそうしているのかもしれませんが。)
ぼったくりタクシードライバーに多くお釣りを返されそうになったこともあります。
友人からも、「フィリピンの人は数字に弱い人が多いみたい」という話を何回か聞きました。

これが「BUY1 TAKE1」とどう関係しているかというと、日本で一般的な販促の表記が彼らには少し分かりづらいのかも…ということです。
「SALE!!今なら30%OFF」や「2点目半額」など。「結局いくら得してるんだ…?」と一瞬分からなくなります。

「1個買うともう1個おまけでついてくるよ」というのはそれに比べると分かりやすいですね。他にフィリピンで見た販促の表記といえば、「xxx円セーブできます!」といったものばかりでした。これも分かりやすい。

「数字弱いっぽい経験」と「BUY1 TAKE1」を無理矢理結びつけている感じはありますが…数字にあまり強くない僕からすると分かりやすくてうれしい売り方でした。

最後に、お店に行くときには2人以上で行くことをおすすめします。大きいベーコンエッグチーズバーガーを1人で2つ食べるのはしんどいです。

今日、学んだこと

「BUY1 TAKE1」=「1個買うともう1個おまけでついてくる」

「MINUTES BURGER」に行くときは友達と一緒に


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