日本の大企業からイノベーションが生まれない理由を考えてみた

先週末に「日本の大企業からイノベーションが生まれない」系の記事を読み、
突然ですが、その理由を好き勝手に想像しました。

ざっと思い浮かんだのはこんな感じです。
あくまで私の所感と言う事で。

 

【日本の大企業からイノベーションが生まれない理由】

1)一定規模(売上や利益)が見えてないと、立ち上げる意味がないと考える風潮があったりする

⇒まあ良く言われる事ですね。

2)コンプライアンスが邪魔をする

⇒立ち上げたばかりのベンチャーなら可能?な「グレーなら進め」が絶対できない

3)ティッピング・ポイントまでやり切れるほど情熱が無い

4)新規性の高い事業は、仮説に繋がる前例・事例など「殆ど無い」のに、それを求めてしまう。

⇒仕組みに慣れ過ぎた上層部の頭がかたくなってしまっているのかもしれません

5)歯車になれてしまった社員の創造力と全体設計能力の低さ

6)無駄な承認フローによる意思決定スピードの遅さ

7)労基法が邪魔をする

※最近、時代に合わない労働基本法を問題視するのが、マイブーム化してます。
(1)~(6)に関しては企業内努力で、何とかできる部分かと思います。
ただ、(7)の「労基法が邪魔をする」には、法整備が絶対必要かなと。

 

労基法がイノベーションの邪魔をする理由

はい、この投稿はマイブームである、労基法に問題提起をするための記事です笑
日本の大企業からイノベーションを生む足枷の一つは、オペレーティブな仕事と、クリエイティブな仕事の切り分けもせず、十把一絡げにした労働基本法だと思います。
※裁量労働制などもありますが、結局は扱いにくい。

大企業ならコンプライアンスの問題もあり、労働環境や条件は法律に合わせて整備されていると思います。
(ベンチャーが法律違反しているという意味ではなく、大企業はあくまで堅苦しいほど法順守していて、グレー運用が無い)

ただ本来クリエイティブ要素が高い(新規性の高い)仕事ほど、生産性の予測が難しく、例えると残業などの概念が合わず、イノベーションを生みたい新規事業などはその極み。

そしてこんな現象が発生してる気が

イノベーションの原動力になるような若手を中心に新規事業を任せる

新規性の高い事業なため、最初は生産性など皆無で、とにかく皆が我武者羅に頑張る

残業代や、休日手当などがしっかり支払われる(さすが大企業)

まだ社会には何の価値も生み出していないのに手取りの給料が跳ね上がり、担当者が仕事の価値を勘違いする。

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こんな事ありませんかね? ある前提の記事ですが。

スタートアップの企業だったら、創業者達を含めた少数のメンバーが安い給与でも「大いなる勘違い」によって生まれた情熱により、プライベートまで削った無制限に近い時間を、収益化(社会的価値が顕在化)するまで注ぎ込みます。

大企業に比べて、当事者意識に雲泥の違いがある。
※まあ、リスクとリターンのバランスもあるかもしれません。

残業とか関係なく取り組めるアメリカなどに比べたら、日本の大企業は足枷が多すぎてイノベーションを生む「遊び」を作れないですね。

私としては、以前に政府内でも検討されていた?
「ホワイトカラー・エグゼンプション制度(残業等関係なく働ける仕組み)」
これを、年収500万以上のホワイトカラー限定で、是非とも導入すべきと思います。

本当のブラック企業の温床にならないかなど含め懸念材料はあると思います。
ただ、「労基法の改正」及び、「ホワイトカラー・エグゼンプション」は今の日本に必要です!
(ちなみに基準給与が900万じゃ意味ないですね)

ここが整備されれば、結果に対して報酬で報いる会社が増えてきます。

※あくまで私の所感です。
※ちなみに長時間労働を推奨しているわけではありません。 むしろ仕組みを回す仕事であれば、残業無し前提で組むべきです。
クリエイティブとオペレイティブな仕事をすべて一纏めにされてしまっている現状に対し、労働時間の中身の切り分けが必要と言う意味です。

本当のブラック企業は、就業時間や残業管理をそもそもしっかりしてないと思うし、抵抗勢力の圧力は跳ね飛ばして実現してほしい。

そんな事を妄想した週末でした。


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